&しゃしんかんの想い


「のびのび&ありのまま」
&しゃしんかんは、
障害があってもなくても、ご本人にもご家族にも
安心して過ごしていただけるような撮影を心がけています。
撮影をする中祖直子(旧姓:岩本)は、学生時代から人を撮ることが大好きで
常にカメラを握りしめて自分の周りにいる人たちの姿を撮り続けてきました。
フォトグラファーとして活動する一方で、一男一女の母であり、
長男には知的と身体に障害があります。
日々の暮らしは大変さと愛おしさの連続で、驚くほどの速さで過ぎていってしまいます。
障害や子供の有無に関わらず、写真として残しておかなければ
忘れていってしまう日々なのだと思います。
「なんでもない日も特別な日も
その瞬間が写真という形になり
今後の人生に長く寄り添うものになりますように」
それが、&しゃしんかんの願いです。
フォトグラファーのこと

中祖 直子 NAKASO naoko
1981年東京都生まれ、神奈川県横浜市育ち。
保険会社で会社員として働きながら、写真の作品制作活動を行い、
約10年間個展やグループ展を開催してきました。→展覧会履歴はこちら
2005年に、写真の仕事をしたいと退職。
ブライダル、料理や店舗、ポートレイト等の撮影の仕事を経て、
2012年に出張写真館coco de totteを設立しました。
その後産まれた長男に障害があることがわかり
現在は障害のある人もない人も気軽に写真を楽しんでもらえるような
写真撮影と、障害児・者の啓発活動を行っています。
2023年に自宅スタジオをオープン。
2025年から「&しゃしんかん」と名称変更し、新たにスタートしました。
=活動報告=
2024年
・支援が必要な子どもたちのための写真スタジオ・フォトグラファー探し専門サイト
NOERU WINGS 掲載
・横浜総合高校にて登壇
・保土ケ谷区タウンニュース掲載
2023年
・区民企画型講座「みんなで作ろう! ほどがや大人図鑑」講師として登壇
写真への想い
写真は未来につなぐもの

小さな頃から、徳島の祖父母の家が大好きでした。
高校生になってからは、横浜の自宅から、よく一人で飛行機に乗って遊びに行ったものです。
中でも、昔の写真を見ながら祖母から当時のエピソードを聞く時間が、とびきり大好きな時間でした。
これが、私の写真好きの原点。
祖母が小さな頃の写真は、かれこれ90年も前に写真館で撮ったものです。
そんな凛とした祖母の写る写真が、今ここにあり、その時のことを聞ける贅沢な時間。
そんな祖母は2024年に亡くなってしまいましたが、
徳島からもらってきた写真を見ながら、祖母の話を私は娘に伝えていきたいと思っています。
今撮っている写真は、自分のためでもありますが、未来の誰かのためのものかもしれません。
次の世代につなぐもの。それが私にとっての写真です。

息子と、亡くなった祖父